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2回国会衆議院1948/09/22

議院運営委員会 第78号

発言数
29
登壇者
9
会派数
5
開催日
1948/09/22

会議録

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 これより議院運営委員会を開きます。  昨日この委員会の席上で政府としてはいつ議会を召集するかということが非常に問題になつたのです。民自党からは一日という意向があつたが、いろいろな情勢から一日は困難だと伺いますので、政府としてはいつごろ開く予定か、また提出される議案についても御説明願いたいと思います。

苫米地義三民主党国務大臣・内閣官房長官

○苫米地國務大臣 臨時國会の召集については、民自党からもそういう要望があつたことを考えて、一日を目標にしておりましたが、何といつても臨時國会の中心的な法案は國家公務員法の改正法案であり、これが作成にあたつて、司令部の助言を受けておりますが、やはり相当自身のある成案を得なければならないので、その折衝に実は手間取つていたのであります。少くともこの法案を完成してからにしたいと考えてこの間からやつております。そこで昨日閣議でもいろいろ検討した結果、問題点が非常に狭まりまして、大体二点ぐらいに帰着したわけです。しかしこの二点に難点があり、昨日も全面的な解決が得られませんで、さらに事務的な折衝と政治的な折衝を続けて、これが完璧を期したいと思つております。その経過は二十四日の閣議である程度の見透しがつくであろうと思いますが、これは一番最後には総理からあるいは最高司令官にまで話をするという段階にまで行くかもしれぬ、そうすると二十四日にきまらないで次のときまでかかるのじやないか。しかし少なくとも今月中には成案を得たいと思つております。かりに今月中に成案を得ましても、その他の都合がございますから、来月一日に開会することはただいまのところ困難になつております。それから臨時國会に提案する法案は國家公務員法の改正と、それに関連して地方公務員の関係臨時措置法案も提案しなければならないので、現在折衝しております。それから公務員の災害補償法もこれに関連しておる問題です。寒冷地手当、石炭手当に関係する法律案も提案しなければならない。それから公務員の給与に関する問題です。次に公務員には一般職と特別職とあるのですが、そうすると政務次官制度を検討し直さなければならぬということで、この前に行政組織法にある次官制度と関連して次官制度に関する法律案を出さなければならない。なお鉄道の公共企業体への切替え、逓信省の改組、専売事業に対する改組、これに対する法案も出さなければならない。また刑事訴訟法の施行関係法案も出さなければならない。もう一つは最近言われております鉱山及び炭鉱保安法案、これも急いで提出したい。これらが中心でありますが、これに附帯するいろいろな附帯法案がありますので、これらを中心として約二十件ぐらいになると思つております。  それから臨時國会にどうしても出したいということで各省で準備中のものがございますが、これは二十八日までに絶対に必要なものだけを出すように言つてありますので、これらがいくつかあるわけです。それから各省設置法案ですが、これは行政組織法が来年一月一日から実施される予定になつておりますので、この臨時國会を機会に各省設置法案を出したいのですが、公務員法からくる関係もあり、また鉄道、逓信、専売の改組からくる関係もあり、給与の問題からくる各省の定員、これは各省法置設案に盛り込まなければならないのですが、この給与問題と、それから公務員法の改正によつて起る各省の機構と人員の関係に多少移動を生ずる懸念があるわけで、各省設置法案だけは、短かい臨時國会に出すよりも、もつと慎重にやる方がいいじやないか、そういうことに昨日は申し合せてきめました。問題はその程度ですが、何といつても一番中心になる國家公務員法がはつきりしませんので、十月一日から開会することはちよつとむずかしいと思います。

山口喜久一郎民主自由党

○山口(喜)委員 今のお話に先だつて、民主自由党から成規の手続を経て議案を附して召集を要求してありますが、この取扱い方については将来の慣例にもなりますので、どういうふうに取扱うかを御審議願いたいと思います。

松岡駒吉日本社会党議長

○松岡議長 私の解釈では、この取扱いについては最初は日も切つていなかつたし、それはなるべく速やかにという要求であつたと思います。それは政府みずからも考え、私もそうしてもらいたいと考えておりましたが、御承知の通り、國会公務員法の問題で速やかに日を決定することは困難な事情もあろうと思いましたが、放つておくわけにもいかぬし、苫米地さんともお会いして、なるべく早く召集日を決定してもらいたいということを申し入れたわけです。とにかくああいう要求が出ている以上、要求されている政党に対して事情を明らかにして了解を求めるようにしていただきたい。これはなるべく早くやつてもらいたいと言つて、その後私の方で監促しておるのです。

山口喜久一郎民主自由党

○山口(喜)委員 なるべく早くというように法文を解釈して差支えないものか、そうなればこの法文は死文になる。日をきめて要求があつた場合には、きめた日に決定しなければならないと、私は将来とも解釈したいのであつて、いつでもいいからなるべく早く決定すればいいということであれば、五十三条は不必要になる。これは重大な問題だと思います。

苫米地義三民主党国務大臣・内閣官房長官

○苫米地國務大臣 最初民自党からなるべく早くというお話があつたときには、九月の中ごろに開こうという予想で、なるべく早くということに一致しておつたのでありますが、それができなくなつてきた。続いて今度は十月一日に開きたいということで、私の方でも十月一日になるべく開けるようにした方がいいと思つた。そこで三党首会談のときに民自党の方から申し入れもありましたので、それも加えて相談してもらつたわけです。できれば十月一日に開きたいという希望を政府ももつてやつているのですが、どうしても確定したものをもたないと政府としてはやれないという事情があるわけです。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 これは政府の責任として、要するに議長を通じて正式の手続を経て要求しておるのだから、これに対して政府がいかように回答するかということは先へ延ばしておいて、ただ今日は政府の方の大体開くであろうという日取りを聞く程度で、必要があればまたこの委員会を開いて決定してもいい。

山口喜久一郎民主自由党

○山口(喜)委員 そうすると私の方の要求に対する政府の見解は、あるいは速記録を通じてまたは書面を通じて披瀝していただけますか。

松岡駒吉日本社会党議長

○松岡議長 これは議長を経由しておりますから、議員の方に正式な回答をされまして、その回答を運営委員会が……。

山口喜久一郎民主自由党

○山口(喜)委員 この回答は十月一日を越えてはならないということです。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 政府は民自党の要求に対しては十月一日までに返事をしていただくということにして……。

田中健吉社会革新党

○田中健吉君 苫米地さんにお伺いしたいのは、決算委員会に逓信省設置法案があります。ほかの法案は全部前の國会で撤回されて、これだけが撤回されません。ところが、聞くところによると、これに代る法案を次の國会に提案するということですが、これについて詳細に御説明願いたいと思います。

苫米地義三民主党国務大臣・内閣官房長官

○苫米地國務大臣 これは昨日の閣議で逓信省の改組案というものが決定しました。委員長の方には逓信大臣から連絡があつたと思うのですが、あるいは國会が開かれてからでないと正式に撤回はできないのですから、委員長に了解をとつてもらいたいということになつているのです。

田中健吉社会革新党

○田中健吉君 これは閉会まぎわになつて他の法案と同時に撤回したらどうかと政府に要求したのが、撤回しないで今日に至つておるのであります。それなら早く撤回すれば何のことはなかつたわけです。  次に人事委員会の改組の問題ですが、政府は國家行政組織法に測つてやることになつておるのですが、これも新聞などで承ると、行政組織法を無視したやり方で、國会の権威を尊重しないように思われるのです。この点当然二十八日の決算委員会で取上げられる問題だと思います。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 これは性質上二十八日に開かれる決算委員会で審議すればいいと思います。

赤松明勅社会革新党

○赤松(明)委員 政府の御意見によれば、十月一日に召集し得ない理由の一つとして、國家公務員法の問題及びそれと関連する諸法律案について、関係当局との了解が得られないために、十月一日に開会不可能というのですが、なおそのほかに関係方面との了解を得なくてもいいもの、もしくは得るとしても簡単にできるもの、たとえば寒冷地手当、石炭手当の問題、あるいは水害等の土木の問題につきましては、これは議会としても放つておくことのできない大きな問題で、こういういくつかの案件が山積しているのに、なぜ十月一日に開かれないのか、その点について御意見をお聴きしたい。

苫米地義三民主党国務大臣・内閣官房長官

○苫米地國務大臣 一番中心になるのは公務員法の問題、それに関連して給与の問題が不可分の問題で、これが成案になつて出てこないとやりにくいことになると思います。そこで公務員の待遇問題は予算に関連する。予算はそれだけではなく、いろいろとその基礎になるものを先にきめてそれを盛り込んで、大体一箇月の期間なら一箇月で審議していただける法案をそろえて、あとは順次に出すということにして、開会の日取りを決定したいということです。

山口喜久一郎民主自由党

○山口(喜)委員 そうすると政府の御説明になつた法案で、会期はどのくらい要求される御予定ですか。

苫米地義三民主党国務大臣・内閣官房長官

○苫米地國務大臣 大体一箇月くらいと思います。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 民自党の要求に対してはあとで答弁していただくことにして、大体の見当は結局来月の上旬に開けると思いますが、日をはつきり言うことはできませんか。

苫米地義三民主党国務大臣・内閣官房長官

○苫米地國務大臣 皆さんの同意が得られれば、十一日ごろからやつていただいたら都合がいいと思います。

坪井亀藏国民協同党

○坪井委員 昨日、本日と農林委員会が開かれまして、米価問題が検討されておりますが、いろいろ各地方の水害、病虫害その他今度の風水害についても陳情が参りまして、農林委員会その他水害委員会に対して現地の議員の視察をしてもらいたいという要望がある。今までの運営委員会によると、閉会中一回しか視察はできないことになつております。そうなるとこれは時機はずれに視察をしても災害地に対する期待も裏切られ、議員としても議会が開会されるのにいろいろぐあいが悪い関係もありますので、一回と限定しないで、必要やむを得ざる災害については議長の派遣申請においてできるということに運営委員会にお諮り願いたいということで、委員長に代つてこの点私からも御承認を得るように願いたいと思います。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 これは農林委員会の要求ですが、水害対策委員会から、二十八日に会合を開きまして、現地視察をしたいという要望がありますが、どういうふうに取扱いますか。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 不慮の災害に対しては、原則的な申合せがあつても一応出すべきだと思います。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 これはむだにならぬようにやつていただくことにして、突発事件たるゆえをもつて原則に拘束されないということでよろしゆうございますね。

椎熊三郎民主党

○椎熊委員 今最も世間の注目をひいておる不当財産委員会に関して、たまたま委員会の名称を利用して委員会の権威を傷つけるような事件があり、委員としても逸脱した行為に出た人も二、三あることは遺憾に思つている。運営委員会としてはこれに対して何らかの警告を与えることはできないことであるか、また不必要であるか、意見を聴いてみたいと思う。

石田一松国民協同党

○石田(一)委員 これは重大な問題だと思う。やはり不当財産の運営も、議院運営委員会の一部門に属すると思うから、この委員会が意思表示をして警告を発することは必要だと思う。

椎熊三郎民主党

○椎熊委員 これはすぐでなくてもよいから、御研究を願います。

淺沼稻次郎日本社会党

○淺沼委員長 これは重大な問題として、この委員会で研究することにしたいと思います。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時二十七分散会

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