議院運営委員会 第71号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1948/07/08
会議録
○淺沼委員長 これより議院運営委員会を開きます。 最初に國政調査承認に関する件をお諮りいたします。
○大池事務總長 委員派遣の承認要求があります。これは先日おきめ願つたわく内でありますが、鉱工業委員会から七月二十八日より十日間、石炭鉱業並びに鉱業法の基礎改正案起草に関する調査という件であります。それから治安及び地方制度委員会から、出先官廳整理状況、警察法施行等の調査をするため、やはり十日間のわく内で北海道、東北、関東、中國、九州等に委員を派遣するという御要求がありますのでこれを御承認願いたいと思います。
○淺沼委員長 それでは鉱工業委員会並びに治安及び地方制度委員会からの申出については、すべての条件を整えることによつてこれを許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 —————————————
○淺沼委員長 次に院内秩序維持に関する陳情の件を議題に供します。警務課長から第一國会並びに第二國会における院内の治安上の事故について御報告願います。
○茨木參事 最近院内において盗難が非常に多くなりましたことは、まことに遺憾に思つております。盗難は戦前、戦争中、戦争直後にはほとんどなかつたのでありますが、最近の國会におきましては、これが非常に殖えてきております。件数としては警務課へ届けられたもの、さらにそれ以外にまだ相当あるのじやないかと思います。第一國会では十一件、第二國会においては二十二件ありました。これは外部の方と議員さんの方の盗難でありまして、事務局の盗難はこのほかにまだ相当あつたのであります。 これにつきましては、私たち防犯の点につきましては、少い衛視の手を借りまして、特別に院内を巡視させるということをやりましたが、何しろかばんや外套になりますと、持つている本人のものか、あるいは他人のものを盗んだものかの判断が非常につきにくいので、効果が上つておりません。それから盗難がありましたら、すぐに警務課へ届け出でまして、私たちの方で警察官と連絡しまして、出入口その他の捜査に万全を期したのでありますが、盗難がありましても発覚までに相当時間がかかり、なお警務課に届けられるまでに相当の時間がかかりますので、犯人の院外に脱した後に手配をするというような結果になつております。私たちの方では盗難がありますれば、すぐに所轄署に届けて、できるだけの手配はいたしましたが、効果がなかつたのであります。これは遺憾なことでありました。それで警務課としてのお願いですが、要するに盗難が多くなりますのは、院内に出入する人が非常に多くなつたという関係が、大きな原因だと思いますので、できれば貴重品は下の携帯品置場に預けていただきたい。そのほかの身近に置かれる必要のあるものは、貴重品箱のようなものをつくりまして、議員さんに相鍵をお渡しして、そこへ入れておくことにすれば盗難も防げるのじやないかと考えます。
○小澤(佐)委員 たとえば各党に大きな箱を置いて、係りの給仕に預り証みたいなものを渡しておけば、設備としては実現が可能じやないか。
○椎熊委員 根本的には人の出入を厳格に制限すればいいと思う。また面会所もできたのだから、議員はみずからあそこへ出ていき、控室で面会しないことを厳格に守ればいい。
○山下(榮)委員 貴重品箱をつくることは必要だけれども、たとえば傍聴者が入口でオーバーを預けるように、院内にはいる場合に預り証をつくつて預けてはいり、出るときには預り証を渡して品物を受け取るというようにすればいいと思います。
○淺沼委員長 本件に関してはこの陳情書を中心にして、さらに参議院と協議して具体案をつくるということで異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 —————————————
○大池事務總長 決算委員長の方から委員派遣の承認要求があります。鹿児島縣へ三日間、これは松原さんが、行かれるようであります。なお文化委員長から鳥取縣、岡山縣、山口縣へ國宝、重要美術品、天然記念物等の参考資料の調査のため八月三日より十日間、委員七名派遣の要求があります。
○淺沼委員長 決算委員長、文化委員長からの國政調査に関する要求は、条件を整えることによつて承認することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 本日はこれで散会いたします。 午後零時四十三分散会