議院運営委員会 第68号
- 発言数
- 70 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1948/07/05
会議録
○淺沼委員長 これより議院運営委員会を開きます。 最初に閉会中の審査申出についてお諮りいたします。事務総長から御説明願います。
○大池事務総長 各常任委員会から閉会中の審査要求が参りましたので、委員会別に表にとりまとめたものでございます。継続するものとしては治安及び地方制度委員会は賣春等処罰法案、國土はございません。文教では教育公務員の任免等に関する法律案、文化の放送法案、農林委員会は自作農創設特別措置法の一部改正、農地調整法の一部改正、農業協同組合法の一部改正の三案を持つております。水産委員会にはございません。商業委員会、鉱工業、電氣、運輸委員会にもございません。通信委員会の放送法案は合同審査の意味でございます。財政金融では復興金融金庫法の一部改正、厚生委員会では消費生活協同組合法案、決算委員会は逓信省設置法案、逓信省設置法の施行に伴う法律の整理等に関する法律案があります。
○淺沼委員長 閉会中は議長の許可を得て開くことにいたしましよう。何か御意見ありませんか。
○工藤委員 すでに閉会となつた以上は、特別重要な問題以外は継続することなく、議会閉会の形で進んだ方がよかろうと思う。もしきめるとすれば、法律案として、あるいはその他の議案として必要なものだけをやるという大体の標準を立てていかなければ、閉会も意味をなさぬことになる。憲法上の開会、閉会の原則を守つて、継続委員会を置くならば法律案の審議未了のものを継続審議する必要上残すということ以外には、普通の調査は入らないだろうと思う。閉会中は普通の調査は一時中止して、重要法案のみをやることを原則として、よかろうと思う。
○石田(一)委員 工藤氏の議論は正論だと思うが、一応便法を認めて、どうしても審議しなければならないものは認めた方がいいと思う。
○工藤委員 それは私の考えと違つていない。原則としては継続される法律案、その他必要なものがあれば認めてよかろうと思う。しかしここに挙げたもの全部を漠然と承認するということであつては閉会、開会が意味をなさぬと思う。
○淺沼委員長 原則としては申出のものは認める。しかし閉会中の委員会の開催は十日で押える。地方出張の場合でも十日を超えざること、すべてこれは運営委員会の議を経て出張してもらう。それでよろしゆうございますね。
○工藤委員 ぼくは地方出張は絶対反対だ。
○淺沼委員長 他に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。
○笹口委員 十日を超えないとは、各小委員会が十日を超えないということですか。
○淺沼委員長 小委員はなるべく兼任せざること、一人が一回に限るということでどうでしよう。もう一つは会議を成立させるために必要に応じて、各常任委員会はその一委員会をつくつて、会議規則に測つて仕事のできるように運用していくということでよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 それでは閉会中の審査申出の取扱いに関する事項については以上をもつて終ります。 —————————————
○淺沼委員長 昨日院内に話合いがありまして、図書館運営委員会は委員十名でありますから、理事は一名でありますが、今まで与党からばかり出ておるから、野党殊に民自党から出したいという希望がありますが、よろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 —————————————
○大池事務総長 先日野溝國務大臣からお話がありまして、地方税法の百二十二條にあります地方税審議会の委員を議員以外の人から任命する場合に、國会の同意を得る件について御了解を求める意味のお話があつたのでありますが、政府の方では一応人選が内定いたしまして、関係方面にも連絡をとつておるそうでございます。従いましてその人選を御内示申し上げまして、当委員会でいずれ正式に同意を与える場合の御意見を承つておいてもらいたいという申出があります。政府の方で大体内定しておりますのは、荒井誠一郎さん、井藤半彌さん、木村清司さん、汐見三郎さん、鈴木武雄さん、この五人であります。
○淺沼委員長 これについては各党で態度をきめていただくことにして取扱いについては各派交渉会に委ねることにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 —————————————
○大池事務総長 あと残つておりますものは現在参議院の回付案が四件ございます。先日来問題になりました食糧管理特別会計法の一部改正、理容師法の一部改正、國家行政組織法、消防法案の四件がございます。これは今日本院で態度を決定しなければならぬと思います。
○淺沼委員長 第二は回付案を承諾することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 第三は國会法に関連をもちますので、もう少しこの委員会に預かつておいてあと二件だけを交渉会で御審議願いたいと思います。今朝参議院の議院運営委員会に参りまして、昨日本会議を通過いたしました裁判官彈劾法の一部を改正する法律案、さらに國会職員法の一部を改正する法律案、議員の歳費、旅費及び手当等に関する一部改正法律案、この三件を説明してまいつたのでありますが、その席上で國会法が問題になりまして、懇談の形式でいろいろ質問を受けたのでありますが、参議院の方としては、事項別委員会を存置したいという意見が強いようであります。しかし事項別から各省別委員会に改めたことについては、衆議院においては関係方面からの勧告もあり、少くとも運営委員会の経験によつて、かくすることが正しいと思つているわけであるから、それについて今ここでははつきり返答できないと答えてまいつたのであります。 〔速記中止〕
○石田(一)委員 國民協同党が先日代議士会で満場一致をもつて決定した問題があります。再三政府の声明にもかかわらず農業復興金融金庫の問題に対する措置が講じられていない。昨日も政府当局をお招きして代議士会でいろいろ説明を承りましたが、その中に会期を一両日延長すれば、われわれの年来の主張である農業復興金融金庫法案なるものが、具体的に立法せしめ得るという見透しがついたのであります。そこで代議士会の満場一致の議決によつて、一両日会期を延長されたいということを議長に申し入れたのでありますが、これを運営委員会の議題に供していただきたいのであります。 さらにもう一つ附け加えたいことは、與党三派の共同提案になつている消費生活協同組合法なるものが委員会において審議未了に終る形にある。このことは消費生活者にとつては重大な問題であるから、これについてもかねて私たちは、会期の一両日間の延長は必要ではないかという議論もあるのです。
○淺沼委員長 どうでしようか、会期の問題は議長の斡旋のことも一応ここでどうするかきめなけれなばりませんが、主として政府と與党との関係ということもあろうと思いますので、そういう点について御懇談を願いましようか。 〔速記中止〕
○淺沼委員長 先ほど申し上げましたように、與党三派で一度相談して、もう一遍ここできめるということで決定したらどうでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。 —————————————
○淺沼委員長 次にもう一つだけ御協議願いたいと思いますのは、彈劾裁判所の裁判員辞任に伴つて、予備員一人を民自党の方で協議して出してもらいたいと思います。 それではこのままの姿で暫時休憩いたします。 午後一時五十分休憩 ————◇————— 午後五時五十三分開議 〔以下速記〕
○淺沼委員長 これより運営委員会を再開いたします。 しばらく懇談の形で議事を進めていただきます。 〔速記中止〕
○淺沼委員長 それではただいま懇談中問題になりました行政官廳組織法並びに國会法の一部を改正する法律案、さらに政務次官に関する法律案、これらは参議院の決定にまつということにしてこの委員会を暫時休憩することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。 先ほど交渉会の席上でたまたま社会党の方から地方税審議会委員二人を留保してもらうという話があつたのですが、政府から至急にきめなければ空白の時代ができるというのです。それで五人認めることに決定していただきたいと思いますが……。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。
○大池事務総長 ここで御了承願いたいのは、國会法が参議院で通過困難ということで、先日の委員会で、一応全部副参事がなくなりますので、参事の方の定員に身代りをするということをこの委員会で御了承を得ております。もし國会法が通りますれば、その定員の中から法制局の定員に移されるものだけの数字の移動がございますので、そのことだけ御了承願いたいと思います。 もう一点は、第二國会の國政調査の報告がたくさん来ておりまして、今印刷中であります。遠からず皆様のもとに届くことと思いますが、それについて外務委員会の委員長から、議長あてに、この報告書を一般に知らせた方が効果があると思うから公刊させてもらいたい、これは朝日新聞で引受けてやることになつておる、こういう許可の申出があるのであります。これを承認することに差支えありませんかどうか。
○淺沼委員長 速記をやめてください。 〔速記中止〕
○淺沼委員長 それでは今外務委員会からの申出に関する調査報告その他の件に関しては、第一段としては衆議院としてこれを印刷にして議員全体に配布してもらう。第二段としては朝日新聞で刊行するがどうかという申出に対しては、それはよろしい。しかしそれから得られる利益は、國家に帰属してもらいたい。編修人は委員長名というよりも委員会名にして、あとは委員長初め委員を連記するというやり方でよろしいですか。
○山口(喜)委員 ただこの場合に、これは朝日新聞の申出だから優秀な売れそうなものができるでしようが、こういうものがでてくると毎日新聞でも、読賣新聞、あるいはほかの出版会社でも、おれの方でも出さしてくれということになる。そのときの選定に対する方式を、よほど議会として厳正公平にきめておかぬと、問題になるおそれがある。
○高橋委員 各新聞社と、こういうことがあるから今回は朝日にすれば、次回はどこというようなことにしたいと思うが、どうだろうということを一応懇談しておかぬと、あとでもめると思います。 それから委員長名も委員の名前も私は要らないと思う。外務委員会報告とすればいい。
○淺沼委員長 それでは今山口君から述べられたようなことを参考にして、一切の折衝その他は事務当局にお願いして、将来のために禍根を残さないように、これを基準にして出版に対する方針をきめていただく。そういう取扱いでよろしゆうございますか。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 先ほどきめたことですが、議長から運営委員長あてに閉会中の委員会の審査に関する件の手紙が参つております。これを読上げます。 閉会中の委員会の審査に関する件 閉会中に審査を行う委員会の運営に関しては議院運営委員会に諮問の結果左記によることに決定したから御了承を願います。 一 閉会中の委員会は開会日数は十日以内とすること。 但し法規により閉会中もなお開く義務のある委員会はこの限りでない。 二 閉会中の委員の派遣については、派遣日数は十日以内とし、一人一回に限ること。 三 各委員会は定足数のないため開会できないことのないよう、出席可能の小委員を選任してこれに当らせること。 こういう書簡が来ております。従つて当委員会の閉会中の運営についてお諮りいたします。十日間ということになつておりますが、委員会の性質上、あるいはもつと議長から諮問のあることがあるかもしれませんので、さしあたつておよそこういうぐあいにするということの御意見がありますか。
○工藤委員 これはほかの政策の研究のことで、調査部などというものがある。議長が職務を行つている限りは、問題があればやらなければならぬから、随時やる方法をとつたらよいと思います。
○淺沼委員長 随時でも、院内規則とか衆議院規則とかいつたようなもので、一度お集まりを願つてやらなければならぬことがあると思うのですが、閉会になつた後二日か三日やつて、それからまた始まる前にやるというようなことにしていつたらよいのではないかと思う。
○山口(喜)委員 必要と思われるときにはやはり各党の代表が必ず寄ること、欠けた場合には開かないこと。なるたけ定足数でやるということにしておきたい。
○淺沼委員長 さしあたり明日から閉会になるわけですが、明日から二、三日やることにいたします。 それでは各党一名ずつで八名をもつて構成することにしてよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午後六時二十五分休憩 ————◇————— 午後九時七分開議
○淺沼委員長 これより運営委員会を開きます。 行政組織法の取扱いについて、懇談の形式で議事を進めます。 〔速記中止〕
○淺沼委員長 速記を始めて下さい。 國家行政組織法案の回付案の取扱いについて、両院協議会を要求するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。 両院協議会の委員選挙比率は、民主自由党三名、社会党三名、民主党二名、國民協同党一名、社会革新党一名、以上十名にすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午後九時二十二分休憩 ————◇————— 午後十時三十分開議
○淺沼委員長 これより運営委員会を開きます。 参議院からの回付案でございますが、これについて御協議願います。
○大池事務総長 経済査察廳法案が帰つてまいりまして、これは施行期日がたしか七月の一日となつておりましたのを、公布の日よりということになりました。もう七月一日は過ぎ去つたものですから、施行の日付だけを変えていただくことになつております。
○淺沼委員長 これはこの程度で御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
○大池事務総長 選挙運動の臨時特例に関する法律案の方は、これは放送の回数のところをちよつと変えたのであります。これは十六条の議員候補者は選挙運動の期間中、三回以内においてというのをとつてしまいまして、朝間中その政見を放送することができる。前項の放送に関しては当該選挙区のすべての議員候補者に対して同一放送設備を使用し、また同一時間数を与える等同等の利便を提供しなければならないとして、回数の制限をむしつてあるわけであります。三回以内においてというのをとられただけであります。
○淺沼委員長 これは承諾するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。
○大池事務総長 それから引揚同胞対策審議会設置法案が帰つてまいりまして、これは一番しまいの八項のところに、各省次官は総務長官と読み替えるとありますのは、行政組織法の方で総務長官の方を参議院でむしつた関係上、これをむしつてまいりました。その他字句の修正が各条項に多少ありますが、意味はほとんど変つておりません。委員長を会長と直し、事務局長を事務長と直した程度であります。従いましてこれはこのままのむ、のまぬということは、ただいまの行政組織法の両院協議会の結果を見ておきめを願いたい。それによつてもし総務長官の方が活きれば、これはけらなければなりません。もしこれを向うがむしれば、当然おきめ願うという結果になります。
○淺沼委員長 今事務総長が言われたようなことで決定してよろしゆうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 それではそういうことにいたします。
○大池事務総長 協同組合法が上つてきて、各党が賛成、共産党だけが反対、それを本会議に上程してくれということですが……。
○淺沼委員長 それでは消費生活協同組合法はすぐ本会議を開いてもらつて、委員長の報告を求めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。
○大池事務総長 それから國会法が参議院で衆議院の提案通り通過したそうでありますから、先日ここでおきめ願いました事務局職員の定員の議決を改めなければなりません。従つてその議決の際に、先日はあれは棚上げになるということの前提で人数をきめてありましたのを、衆議院法制局が独立いたします関係上、衆議院の事務局の方から法制局職員の分だけを向うに移していくことになりまして、数字はお手もとに差上げた通りでありますから、これを運営委員の方から御提出を願つて議決を願いたいと思います。
○淺沼委員長 それでは今事務総長が御説明いたしました通りに議決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 —————————————
○大池事務総長 もう一点は、國会法が通りますと、法制局が独立いたしまして、法制局長を任命しなければなりませんが、その任命は御承知の通り議院運営委員会の承認と議長の同意ということなしに、法制局長に限つては議院の同意ということになりますから、ハウスで本日同意を得ていただきますれば、閉会中それの任命はいつでもできることになりますのでお願いいたしたい。候補者は前内閣の法制局長官をやつておりました入江さんにお願いしたいと思いまして、大体内諾を得ております。御承認願いたいと思います。
○淺沼委員長 これは承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
○石田(一)委員 これは別の問題ですが、農林委員会で、各派全員一致で、各派共同提案の形において主要農産物の価格決定に関する決議案というものを、関係当局の同意を得て手続を履んでありますから、この次の会議でぜひこれを上程していただきたい。簡単なものです。
○小澤(佐)委員 提案趣旨は簡単にしていただきたい。
○石田(一)委員 それは社会党の田中君がおやりになります。
○淺沼委員長 これは決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。 今両院協議会が開かれている間に、議決のできるものは議決してはどうですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午後十時三十八分休憩 ————◇————— 〔休憩後は開会に至らなかつた〕