水産委員会漁価に関する小委員会 第3号
- 発言数
- 7 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1947/08/29
会議録
○委員長(尾形六郎兵衞君) それではこれから魚價に關する小委員會を開催いたします、岡專門調査員から陳情書につきまして御説明をお願いいたします。
○專門調査員(岡尊信君) 魚價の引上げに關する陳情については、この前の委員會で大體御説明を申上げておりまするが、更に簡單に繰返して申上げますと、百三十六號は佐賀縣の魚民大會の結果による陳情でありまして、現行鮮魚介價格が甚だしく他の物價に比して低いから、これを上げろ。それから漁業用資材の適正適量配給を即時實行するということを併せて行實して貰いたい。それから百七十四號がやはり瀬戸内海十二府縣の陳情でありまして、いわゆる家庭配給を對象とする多獲魚種の價格は、この際價格を三倍以上に上げて、そうして取締りを嚴重にして貰いたい。と同時に高級魚はこれを自由販賣にして貰いたい。尚百八十一號は鰹鮪遠洋漁業者連合會の決議による陳情でありまして、これも「かつを」「まぐろ」及び「さめ」を現行價格の二乃至三倍に上げろ。尚「まぐろ」については季節による價格差を撤廢するか、或いは接近させるようにして貰いたいということ。それから二百五號は、これも西日本水産協議會の決議による陳情でありまして、「いわし」「あじ」「さば」等の大衆魚は、この際値上げをする。その他のものは自主的に自由販賣にして貰いたい。それから二百八號、これは全國漁民大會の決議に基く實行委員代表の陳情でありまして、これは水産物の現行價格を引上げる。尚水産用資材を確保して、配給機構を生産者團體に歸属する。それから漁業生産の維持増強を期すために、水産金融を強化する。水産政策を強化するために、水産廳を設置する。或いは水産物の増産を圖るために、北洋漁場の開放を墾請する。この五つの事項と、この魚價問題とを關聯せしめて陳情しておるのであります。 それからもう一つは、二百十二號でありまして、宮崎縣漁業者の大會でありまして、これも魚價を三倍以上に値上をするという陳情であります。以上。
○委員長(尾形六郎兵衞君) 只今岡專門調査委員から報告がありましたですが、魚價の引上げにつきましては、去る二十二日に、我々の希望する値段ではなかつたのでありまするけれども、とにかく或る程度の魚價引上の發表がありましたので、只今の陳情書はその前に提出になつたものでありますが、これをいかに取計えばよろしいでせうか。
○江熊哲翁君 鮮魚の價格は我々は現在を以て滿足するものではないということは、これは皆さん同意見だと思います。併し長い間の折衡の結果、やつと政府も先日その筋の了解を得て決定して發表した次第であります。ですから鮮魚に關しては、陳情書は無論受理しておるのですが、我々としては一應今後の實情の推移を見途り、そうして又適當な方法を考えるということにして、別に委員會として、即座に積極的な手を打つということはしなくても差支えないのぢやないかというふうに考えております。水産物關係については今二三日中にとにかく發表になるというのでありますが、発表が遅れるということは業者としては迷惑至極な話であります。これも成るべく早くして貰わなければならないが、とにかく明日、明後日の内に發表になろうというのでありますから、もう二三日待つて、その上ではつきりした態度を委員會としてはとるということにしたらいかがでありますか。
○委員長(尾形六郎兵衞君) 只今の江熊委員の御提議に皆さん御異議ありませんか。
○松下松治郎君 江熊さんの動議に賛成します。
○委員長(尾形六郎兵衞君) それでは魚價の問題につきましては、我々としまして、いろいろと希望はありまするが、今囘は先般決定の價格に從いまして、この陳情書につきましては、受領するだけに止めておきまして、今後の推移に持つことにいたします。委員會はこれで今日は閉じます。 午後三時三十二分散會 出席者は左の通り。 委員長 尾形六郎兵衞君 委員 松下松治郎君 寺尾 豊君 江熊 哲翁君 政府委員 農林省水産局長 藤田 巖君