国土計画委員会 第7号
- 発言数
- 20 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1947/10/03
会議録
○委員長(赤木正雄君) それではこれから開会いたします。 昨日安定本部に呼ばれまして、安定本部の連中と同時にGHQに参りました。衆議院からは本間水害対策特別委員長が行きましたが、その用件は、二十二年度の公共事業の追加予算の問題でした。國なり、各府縣から必要とする金は全部そこに盛られてありました。それに対して安定本部はすでに査定して、これだけの金が今後二十二年度の追加予算として必要とする、それを結局GHQの方に説明するに過ぎなかつたのであります。併し安定本部で査定したものが、結論としては予算として現われて來ますから、安定本部で査定する前に、この委員会の要望がどれほど盛られておるか、非常に疑問があるのです。言い換えるならば、この委員会の活動を殆んど盛られていない。殊に今後の水害問題の処置にしても、今この委員会でやかましく申しましてもすでに予算がそういうふうで、安定本部で決められておるならば、ここでやかましく言うことは空論になる、こういうふうな氣がします。だからしてこの委員会としまして、請願なり、陳情なり、殊に今後の水害根本策なり、それを建前に安定本部の今日のやり方を根本的に檢討する必要がある。これについて或いは総理なり、適当な人の御意向を聞いて、それを決めない以上はここで審議しても意味をなさん、こういう氣がするのであります。それに対して委員の方々の御意向を一つ承つて見たい、こう思います。
○石坂豊一君 只今御報告を受けましたことでありますが、委員長のお考え通り、私共は工事の緩急と府縣の担税力、つまり府縣の資力の関係、有らゆる國政の上から判断して最善を盡したいという考えを持つておるのでありますが、それに先立つて、経済安定本部が技術的にも、経済的にも、財政的にも相当独占されてやつて、それを一國の政治としないで、他の強圧なる力を借りてきめつけるということは非常によくないと思います。新憲法においては國会が最高の権力を持つておるのでありまして、我々は責任上これは默視することができないから、一應行政の最高峰に立つておる総理大臣の出席を求めまして、総理の所見を一つここで質す方がよいと思います。若し総理にして私共の考えるようなことと一致しますれば、正にそういう行き方を総理は是認するものではなかろうと思いますので、総理の知らん間に、いわゆる安定本部が直接的に処理しておることに外ならんと考えますから、是非ともこれを是正することが必要と考えます。総理が又現在の危機突破として止むを得ないということならば、我々は更に考えるところがなければならんと考えますから、まず第一段として総理の出席を求めまして、その所信を質すということにいたしたいと思います。
○委員長(赤木正雄君) これは國会として非常に重要なことでありますので場合によつては衆議院のその方面の人と一緒に考えてもよいと思いますが、一應衆議院の方に話してみます。若しか衆議院の方でいろいろなことがあつて止めるというならば、この委員会だけで総理の出席を求めて確かめることにしますか。
○中井光次君 御意見結構と思いますが、ただそう言つて詰問した際に、今予想せられることは、昨日のお呼び出しになつた話の内容はどうであつたかよく分りませんが、政府側としましては、場合によると、何も決つたものを提示しておるのではない、つまり政府と國会の代理者である両院の水害対策に対する委員長がGHQに参つて、その意向について下打合せをしたに過ぎないというようなことを言う虞れがあるのではないかという感じがいたしますので、その辺のところは、昨日おいでになつたところの委員長のお考えなり何なりを、つまり見解をよく定めて置かないと逃げられる虞れがある、こういうふうに考えます。
○委員長(赤木正雄君) それは詳しい書類を今日は持つて來ませんでしたがちやんと英文で各費目を書きまして、それに対する当初の要求を全部書き、それに対して安定本部の査定額をはつきり書いてある。それを見ますと、結局この委員会の考えというものはまず盛られていない。こう見るより考え方はない。恐らく衆議院でも同感を持つたように私は思うのであります。
○島田千壽君 ちよつとお伺いいたしますが、大体委員長の説明でよく了解ができると思うのでありますが、ただ一つ二十二年の予算に対する決定事項としまして、果してその二十二年度の予算に盛られておりますところの総金額に相当する事柄の対策費用が、この委員会に掛けるべき性質のものであるかどうかということを一應お伺いしたいと思います。
○委員長(赤木正雄君) 二十二年度の予算はすでに御承知の通り出ておりますが、二十二年度の災害に関する……殊に東北、或いは関東方面の災害に関する追加予算なのです。
○島田千壽君 そうすると、この委員会に掛ける性質のものですか。
○委員長(赤木正雄君) この委員会の意向を反映すべき予算だと思います。
○島田千壽君 分りました。それならば委員長が言われたように、一應政府の責任のある方の御出席を願つて、そうして所信を質す必要があると私は思います。いわば委員会を無視したやり方だというように解釈ができると思います。
○委員長(赤木正雄君) それは災害の緊急対策のみならず、この請願陳情に対しても安定本部が向うだけで予算を決定するならば、たとえ請願、陳情を採釈したところがこれは意味のないものだ、そういうふうに思う。だからこれに対する安本なり、大藏省の意向も予め先ず確めて置く、これが第一の問題ではないかと私は思う、だから請願、陳情に入る前に、それが先決問題だと感じたのてすが、それに対してもそういうふうに取計らつて予め政府の意向を聞いてから、むしろ請願陳情の処理をした方がよいのじやないか、こういうふうに思うのですが、いかがですか。
○中井光次君 全く同感です。
○岩崎正三郎君 後から來たのでよく分らないのですが、それは予算の問題ですが……
○委員長(赤木正雄君) 速記を止めて
○委員長(赤木正雄君) 速記を始めて下さい。この前の打合会におきまして御協議願つた通りに、この請願、陳情に対して小委員を作りたいと思います。これについて別に御異議ありませんか。
○委員長(赤木正雄君) では小委員はこれを十人に決めて置いたらいかがかと思いますが、いかがでございましようか。
○委員長(赤木正雄君) ではその小委員におなり下さる方は、便宜上委員長にお任せ願えましようか、どうでしようか。
○委員会(赤木正雄君) では、私の方で、今まで打合会なり委員会に御出席下すつた人の氏名、出欠はすつかり分つておりますからして、それによつて決定して行きたいと思います。 では小委員といたしまして、 原口忠次郎君 島津 忠彦君 岩崎正三郎君 石坂 豊一君 平沼彌太郎君 石川 一衞君 中井 光次君 安部 定君 ちよつとここで御協議したい点があります。出席の関係から申しますと、大山君の方が兼岩君より囘数が多いのであります。併しそうしますと、無所屬の方から一人も入らん、こういうことになりますから、大山さんの代りに兼岩傳一さんをお選びしたらどうかと思いますが。そうしたらいかがでしようか。
○委員長(赤木正雄君) ではそういうふうにして、私と入りますから、どうかお含みを願います。今日の御協議申上げたい点は大体そういう方針で……併し今申しましたこの小委員以外の方でも請願、陳情に関係のある方もあると思いますからして、小委員会の日は必らず公報に出ますから、成るべく御出席なすつて、而も小委員以外の人でも御発言を自由になされる、こういうことに取決めたいと思いますが、いかがでしようか。
○委員長(赤木正雄君) ではそういうように決定いたします。今日はこれで別に御質問なければ散会したいと思います。 午前十時五十六分散会 出席者は左の通り。 委員長 赤木 正雄君 理事 島津 忠彦君 委員 岩崎正三郎君 島田 千壽君 堀内 到君 石坂 豊一君 平沼彌太郎君 中井 光次君 安部 定君 高田 寛君 國井 淳一君