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1回国会参議院1947/07/02

鉱工業委員会 第1号

発言数
46
登壇者
10
会派数
4
開催日
1947/07/02

会議録

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) それではこれより本委員会を開会いたします。先づ第一に今日お諮りいたしたい件は、当委員会の理事の問題でありまするが、この理事の問題は各派交渉会で、当委員会には四名の理事を置くというようなお打合せができておるように承知いたしておるのでありまするが、理事を四名置くことについて御異議がございませんか。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) それでは理事を四名置くということにいたしまして、これより理事の互選をいたしたいと存ずるのであります。

カニエ邦彦日本社会党

○カニエ邦彦君 只今委員長から申されました理事の互選の件につきましては、投票によらずして、委員長の指名にされることの動議を提出いたします。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 只今カニエさんから投票によらずして、委員長の指名によるべしという御動議がありましたが、これに御異議はございませんか。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) それでは私から指名さしていただきます。理事四名につきましては下條恭兵君、小林英三君、川上嘉市君、中川以良君、この御四君に理事になつていただくことにいたしたいと存じます。御賛成を願います。それでは理事の件はこれで終りまして……。

藤井丙午緑風会

○藤井丙午君 ちよつとこの機会に理事になられた方を御紹介いただければ……

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) それでは私がお名前を呼び上げますから、どうぞお立ちを願いたいと思います。下條恭兵君、小林英三君、川上嘉市さんは今日は御欠席ですね。中川以良君。

下條恭兵日本社会党

○下條恭兵君 只今の経済危機の突破の中心問題としましては、食糧対策と一緒に石炭問題が最も重要だと思うのであります。從つて本委員会といたしましては、直ぐこの問題を取上げまして小委員会を設けて、各方面の意見を聽取いたしましたり、或いは現地の炭鉱の状況を調査するなどのことをする必要があると存ずるのであります。然るに参議院規則によりますると、委員会は付託事件があるか、又は議長の承認した調査事件がなければ、正式の委員会活動はすることができないことになつておりますので、私はここに石炭増産問題の調査の承認を、委員会としまして議長に要求することの動議を提出いたします。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 只今下條さんから、石炭増産問題に対する調査の承認を議長に要求したいという御動議がありましたのでありますが、これについて如何でございましようか。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 御異議がございませんければ、石炭増産問題に対する調査承認要求書を議長の所へ差出したいと存じます。それでこの石炭増産問題調査要求書は一つ案をこのようにいたしたら如何かと存ずるのでありますが、委員部長から読んでいただきます。    石炭増産問題調査承認要求書 一、事件の名称 石炭増産問題 一、調査の目的 石炭増産の隘路の調査及びその打開策の考究 一、利益 石炭生産の隘路を調査打開して増産の促進を図れば一般産業の再建に大いに寄與することになる 一、方法 本調査のため小委員会を設けて関係者から意見を聽取し且つ炭鉱を実地調査する 一、期間 今期國会開会中       右二日分 二、二〇〇円 一、事務局職員(二名)  宿泊料(一泊五〇円)          二名分 一〇〇円  日当(一日二〇円)         二名二日分 八〇円  旅費(平市二等一名往復六〇円)          二名分 一二〇円 一、費用実地調査二回分費用概算五、〇〇〇円    内 訳一、議員派遣旅費(一名一日一〇〇円)       十一名分 一、一〇〇円  実地調査一回分費用合計            二、五〇〇円  同二回分費用合計  五、〇〇〇円 右本委員会本日の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する  昭和二十二年 月 日      鉱工業委員長 稻垣平太郎  参議院議長松平恒雄殿   —————————————

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 只今朗読いたしました要求書に御異議ございませんければ、これで提出いたしたいと思いますが、よろしうございましようか。

藤井丙午緑風会

○藤井丙午君 くだけた話ですが、今の予算は何かの基準があるのですか。日当、宿泊料等……。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 委員部長から説明していただきます。

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 只今の予算につきましては、議員派遣旅費の一名一日百円ということは、議員が調査のため派遣せられる場合の旅費に関する法律がございまして、その中に規定してございます。  それから事務局職員の宿泊料、日当、旅費につきましては、これも事務局職員の旅費に関する規定がございまして、甚だ実情に即しないかと思いますが、一應その規定に則つた次第でございます。尚おこれに関連しまして、先程の調査承認要求書に、事件の名称、調査の目的、利益、方法、期間と費用、いろいろちよつとおかしいような項目がございますが、これは参議院規則にそういう項目に分けて要求するように命ぜられております。その関係でこういう形式の要求書が出されるわけでございます。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 速記を止めて。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 速記を始めて。  それでは先程読みました調査承認要求書に御異議がございませんようでありますから、これを議長の手許まで提出することにいたします。さよう御承知を願います。  それからこの前内定いたしておりまする小委員でありまするが、この点も正式に承認が参りましてから正式の決定ということにいたさなければならんかと存じておりますので、さよう御承知を願いたいと思います。この前の小委員は内定ということの考え方にいたさなければならんかと存じております。さよう御承知を願います。  尚おこの調査の問題につきまして、何か御意見がございますればお話を願いたいと存ずるのでありますが、これの承認を得ることといたしまして、この小委員会の運営につきまして、何か御意見がございますれば、お話を承りたいと存じます。速記を止めて。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 速記を始めて。  尚お委員会の運営の問題でありますが、調査員の割当は差当り二名ということにこの前の交渉会において決つておるようでありますが、至急調査員を選任いたしまして、この委員会の活動を助けるようにいたしたいと存ずるのであります。この点につきましては、私もせいぜい心掛けまして候補者を探すつもりでおりまするが、皆様方で適当な調査員に推薦し得る方がありましたならば、是非御推薦を願いたいと存ずるのであります。お願いいたして置きます。

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 常任委員会の專門調査員につきましては、普通の官吏の一級官若しくは二級官になる資格とか、或いは國会職員等についても、参事等になる資格がございますが、そういう意味の資格はございません。自由任用でございます。但し非常に重職でございますから、公職追放のあの関係の適用はあるのでございまして、公職追放になつておる方は專門調査員にはおなりになれないと、こういうことになります。

橋上保民主党

○橋上保君 どういう職員になるのですか。

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 國会職員法によります正式な國会職員でございます。但しその任命形式なりその職務内容が一般職員と非常に違うのでありまして、任命形式が、常任委員長の推薦に基いて、事務総長が議長の同意を経てこれを任命するのであります。それから職務内容も、恐らく議長なり事務総長の指揮を受けるということはなく、委員会と申しますか委員長と申しますか、その指揮を受けておやりになることと存じます。

橋上保民主党

○橋上保君 待遇はどうなりますか。

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 待遇につきましては、元來專門調査員は次官と同じ位の俸給ということで予算が立てられておりまして、年額二万五千円かなんかであつたと存じております。それが予算を編成した昨年十月、十一月頃の事情で相当高給のものと考えておつたのでありますが、その後の経済事情の変遷によりまして、相当立派な專門調査員においでを願うには必ずしも厚い待遇ではないということに考えておりますので、或いは近い將來にそれが改正されることがあるかも知れませんが、現在は一應そういうことになつております。

橋上保民主党

○橋上保君 任期の期間は……

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 專門調査員の任期というものはございません。委員会なり委員長なりの信任が続く限りなれることになるのじやないかと存じております。  尚お念のため申上げますと、專門調査員は、アメリカ等の実情から申しますと、常任委員会といふものは非常に強力なものになる、從つてそれのブレーンであるところの專門調査員というものがこれ又非常なインフルエンスを及し得るようなことに実際上なるようでありまして、その結果專門調査員の人柄によつて行政部に対していろいろ面白からん影響を與える、端的にいえば、あの法案を通してやるから今度自分を局長にしろとか、そういうようないろいろなことがありますので、國会法におきましては、專門調査員をやめた後二年間は行政部の官吏になることはできないという規定がございます。日本の実情ではどうかと思いますが、專門調査員は相當窮屈な点はあると思います。

橋上保民主党

○橋上保君 例はありませんか。一月二月でも困りますねえ。何箇月……。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 当人が御満足だつたらいつ迄でも続くわけでございます。

カニエ邦彦日本社会党

○カニエ邦彦君 発言をされるとき委員長の許可を得てからされないので、非常に速記の方が困つておられるような樣子ですから、発言のときは「委員長」と呼んで、一應矢張り正式の委員会だからそうしていただかんとちよつと困ると思いますが……。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 承知いたしました。

大屋晋三日本自由党

○大屋晋三君 今の專門調査員を銓衡するときに、このメンバーの方からこういう人はどうだろうという候補者がありましたら、それをテストするというか、銓衡といいますか、皆で一つ見て、善し惡しを決める方式にしますか、或いはあなたにお願ひする方式にしますか、皆さんに諮つて下さい。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 大屋さんはどちらですか。

大屋晋三日本自由党

○大屋晋三君 私は皆さんの御意見次第です。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 今大屋さんから、この調査員の銓衡につきましては、皆で銓衡する形を取るか、或いは委員長が銓衡いたしまして皆樣方に御推薦するという形を取るか、皆さんにお諮りして呉れということでありますが、いかがでございましようか。

鎌田逸郎緑風会

○鎌田逸郎君 今御説明があつたのに関連しておりますから、ちよつとお伺いして置きますが、他の方でちよつと聞いたことですが、調査員はなんでも四千五百円だと聞いております。それから待遇は大臣と次官の間と、こういうことを聞いておりますが、この点は両方喰い違つておるようでありますが、いかがでしようか。

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 年額は私の記憶では二万五千円、月額が二千一二百円でなかつたかと思つております。議院運営委員会で私共の方の総務部長が御説明をしたときに四千五百円という数字が出ております。これは大体におきまして專門調査員は矢張り國会職員でございますから、現在國会職員が本俸のほかに暫定加給、臨時勤務地手当、家族手当といつたようなものが支給されておりますから、そういつた場合には家族数の多寡によりまして無論異なることでございますが、大体、四千円以上になりはせんかということで、そういう説明があつたのじやないかと思います。

鎌田逸郎緑風会

○鎌田逸郎君 そういう点はよくお調べになつた方がいいと思います。採用するときにも関係がありますから……。

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 四千五百円というのは本俸ではございません。本俸としては一本で行くつもりでございますが、衆議院事務局の方では、專門調査員の從來の経歴その他によつて数段階を設けて、例えば非常にお若い方が來れば比較的下の段階、相當の人が來れば上の段階ということを一應考えておるよ女でございますが、参議院の方といたしましては、そういうことは專門調査員の職責とはどうであるか、專門調査員というのはとにかく一本で規定した方がよかろうということになつております。それでその一本というのは現在では先程申上げたように二千一二百円でなかつたかと存じております。

鎌田逸郎緑風会

○鎌田逸郎君 これは商業委員会の委員長から聞いた言葉ですから、よくお調べになつて下さい。はつきりして置いた方がいいと思います。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) これはこの前の運営委員会で総務部長が答えられたことから起つておると思いますが、その時の返事は、二万五千円、月額にして二千幾らになる、それからそれに手当その他を加えて家族二人の場合には大体月收四千六百八十二円でしたかになるのだ、こういう御返事だつた。

カニエ邦彦日本社会党

○カニエ邦彦君 任命に対する規定はきちつと決まつておるのでございますか。國会法ではどうなつておりますか。調査員の任命……。

河野義克参事(委員部長)

○参事(河野義克君) 任名に對する規定といたしましては、常任委員長の推薦により事務総長が議長の同意を得てこれを任命するとだけしか決まつておりません。從つて常任委員長が御自分お一人の氣持で推薦なさつてもよろしうございますし、委員会に諮つて推薦なさつてでもよろしうございます。理事等にお諮りになつて推薦なさつてもよろしうございます。いづれも常任委員長のお心組だろうと思います。

カニエ邦彦日本社会党

○カニエ邦彦君 それでは國会法の規定通りにやるということになると思いますが、一應正式の委員会ということでなくして、打合會のようなもので、お互に適當な人があれば打合会にその案を持つて出て、そこで協議をして常任委員長において御決定を願う、形式としては一應常任委員長が決定したということで纏めていただいたらどうかと思うのですが、これは私の案でございます。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 外に御案のおありになる方は……。

田村文吉緑風会

○田村文吉君 さつき大屋さんからのお話も至極御尤もなことでありますが、皆さんが一々お会いになつて知るということも困難な問題だろうと思いますから、適當な候補者がおありになりましたら、御決定になる前に、只今お話のような懇談式のものでも結構であります、又正式にお諮り下されても差支ないと思います。委員の意向を御参酌下されて御決定下さる、こういうことで如何でございますか。

濱田寅藏日本社会党

○濱田寅藏君 專門調査員は先刻も御説明がありましたように、非常に重大な役目でありまして、待遇にしましても大臣と次官の間くらい、從つてその人物も相当の人物を推薦しなければならんわけであります。ましてそういうふうな重要な地位につき人柄はその辺に失業してころがつているわけでもございませんし、相当な地位に就いておらるるような方々を御推薦になると思うのであります。ここに出ておられる議員の方々は相当に世間的に顔も廣いし、御交際も廣い方々でありますので、皆さんの意中の人物がございましたら、一應その方を出していただいて、そうして皆さんと御協議しまして、まあ委員長の裁量にも俟つて、そうして万全を期して立派な專門調査員をお迎えしたい。かように私は思つております。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) 大体皆さんからいろいろ御意見も出たようでありますが、いかがでございましようか、皆さん方から、若し適当な候補者がありますれば、その履歴書なりなんなりを委員長の手許までお出し願いまして、それが集まりましたところで皆さん方に御相談を申上げて決めたいと存じますが、それでよろしうございますか。

稻垣平太郎民主党

○委員長(稻垣平太郎君) それではそのように一つ図らいたいと存じます。それでは本日の委員会は、別にお諮りいたすこともありませんので、これで散会いたしたいと存じます。誠に有難とうございました。    午後二時二分散会  出席者は左の通り。    委員長     稻垣平太郎君    理事            下條 恭兵君            小林 英三君            中川 以良君    委員            清水 武夫君            カニエ邦彦君            濱田 寅藏君            堀  末治君            荒井 八郎君            大屋 晋三君            平岡 市三君            橋上  保君           深川榮左ェ門君            玉置吉之丞君            田村 文吉君            佐伯卯四郎君            宿谷 榮一君            鎌田 逸郎君            藤井 丙午君   事務局側    参     事    (委員部長)  河野 義克君

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