農林委員会 第36号
- 発言数
- 17 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1947/10/20
会議録
○野溝委員長 開會します。 お諮りいたしますが、理事の清澤俊英君より今二十日離任の申出でありましたので、これを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野溝委員長 御異議なきものと認めまして、これより理事の補闕選擧を行います。
○叶委員 大島義晴君を理事に推薦いたしたいと思うのでございますが、各位の御賛成を得たいと思います。
○野溝委員長 叶君の御意見の御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野溝委員長 それでは異議なきものと認めまして、大島義晴君は理事に推薦されました。 それから畜産小委員会を委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野溝委員長 それでは堀川恭平君を農林委員會畜産小委員長に指名いたします。 總理の来るまで暫時休憩します。 午後二時十五分休憩 ————————————— 午後二時三十七分開議
○野溝委員長 休憩前に引き續いて會議を開きます。 會議に先立つて委員に御了解を得ておきたいと思います。總理は二十分ばかりの間、委員各位の御意見なり御質疑に應じたい、かような意見を申し出でられております。よつて御意見竝びに御質疑のある方は、なるべく要點だけにして審議を進められんことを委員長から特にお願いをしておきます。寺島委員。
○寺島委員 米價の公正妥當なる決定は、ただにわが國經濟再建に至大な影響をもたらすのみならず、眞に農民の納得するに足る米價を作定することによりまして、現下緊喫の問題であります供出を完遂させ、やみを撲滅し、流通秩序の確立を期することができるのであります。よつて本農林委員會におきましては本問題が全耕作農民注視の的であり、かつごときわめて緊急を要する重大性に鑑みまして、先般來屡屡その審議を重ねて來つたのでありますが、特に去る十八日、この問題に對する委員會を開催いたし、愼重檢討を加えました結果。次のごとき正式決議をなし、これが實現とその善處を政府に要請いたすことに相なつたのであります。すなわち農林委員會は 一、 米價の決定が農業再生産を無視して論議せられんとする傾向に對し憂處に堪えずよろしく政府はその決定に當り各種農業團體耕作農民の要望を妨げるよう深甚なる考慮のもとに公正妥當なる價格を定められたし。 二、政府は米價の決定に當り農業用必要物資に對し責任をもつてこれを確保する萬全のもとに、同一米穀年度において米のみ公價にて供出せしめ、農民をして農業用必需物資をやみ價格にて求めしめることなきよう責任ある措置のもとに決定せられたし。 三、政府は米價を決定するにあたり、國會の意思を徴し決定せられたし。 以上であります。しからば政府はその所信とせられておりますパリティ計算のもとに構想せられております米價の内容、及び閣僚懇談會、閣議等を通じて現在なされております審議の經過竝びにその内容を詳細御説明願いたいと思うのであります。さらに米價問題に對し最後の裁斷をせられる立場に立つております片山總理の御所見を、併せてお伺いいたしたいのであります。
○野溝委員長 速記を中止してください。 〔速記中止〕
○的場委員 ちよつと總理にお伺いいたしますが、政府において米價が大體閣議で話合いがまとまりましたならば、それは決定し發表する前に、關係方面の了解を得られることと思います。その前にまず國會の了解を得られる御意志がありますか、一應腹案ができましたら、それに對してわれわれの意思を徴する意味において、われわれにも一應お話願つて、そうしてこれでどうだろうということで御相談になるのがわたくしどもは至當なものだと思うのでありますが、さような扱いになる御意思がありますかどうか、それをお伺いします。
○野溝委員長 速記を中止してください。 〔速記中止〕
○野溝委員長 速記を始めてください。 この際お諮りします。委員外質問といたしまして、村瀬宣親君よりパリティ計算に關する意見を述べたい、かような申出がありました。これを許すか許さないか、いかが取り計いましようか。 〔「委員の質問終了後にしてもらいたい」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野溝委員長 委員から質問があるといたしますならば、順序として委員の質問を先に許すことになつておりますから、委員の質問後にいたすことにします。
○的場委員 米價がいずこに決定するか、私どもは承知しておりませんが、私どもといたしましては、黨としてもこの米價については非常に深い關心をもち、いろいろな方面から計算もいたしております。生産費調査においても、農林省で調査された生産費なり、あるいはその他の方面で調査されました生産費も檢討いたしますし、パリティ計算についても、私どもの知り得る範圍において檢討をいたしておりますが、いずれもわれわれは満足するものではございませんけれども、大體本年米價は二千六百圓程度ならば農民も辛抱ができるのではないか、また去年の五百五十圓米價と同じようなことにならぬように、二千六百圓程度のところに落ちつくようにしてもらいたい。これはパリティ計画といつて私どもの考えるところでは、今すでにこわれかけている千八百圓ペースを守るために、米價だけを犠牲にするような米價では、承服できかねるものでありますから、今後供出を完全にする意味において、農民の納得のいく、次の生産が可能なところで米價は決定していただきたい。ただ國民にはわからない、政府諸公といえどもはつきりと説明のできないようなむずかしい理窟で、安い米價を決定してもらうことのないようにお願いしたいと思いますが、ただ一方的にパリティでなしに、次の生産を考え、農民に供出を完全にさせるということを考慮して、少し政治的な意味において米價を二千六百圓程度にきめてもらいたいと思うのでありますが、總理大臣もそういうことにできそうでありますか、どうでありますか。
○叶委員 大體總理の意向が速記を止めて御發言という非常な愼重ぶりでありまするし、われわれも一應その空氣を了といたしまするが、事は非常に重大でありますので、はつきりと申しますと、秘密會議をやりたい。私はその方がいいのじやないかと思います。その點お諮りを願いたいと思います。
○野溝委員長 ただいま叶委員から進行上に對する意見が出ました。總理としつくり懇談をしてみたいと思うから、この際秘密會を開いてみてはどうかという意見でございます。いかがですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○野溝委員長 ではさよう決定いたします。委員會はこれをもつて散會いたします。 午後二時五十二分散會