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第1回国会衆議院1947/12/05

通信委員会 第27号

発言数
26 件
登壇者
4 名
会派数
4
開催日
1947/12/05

会議録

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 會議を開きます。  これよります十二月二日付託されました請願二件を審査いたします。日程第四九、元總社村大字元總社に郵便局設置の請願、群馬縣賀川友一外一名請願、生方大吉君、中曽根康弘君紹介、日程第五〇、市野々郵便局に集配事務開始の請願、請願者山形縣齋藤名助外二名海野三朗君紹介、この二件を議題に供しますが、紹介者の都合によりまして代つて私より説明をいたします。  日程第四九の請願、本請願の要旨は、群馬縣元總社村大字元總社は市街地隣接村としてますます發展の途上にあり、縣下屈指の集密部落であつて、中、小學校を初め各種の重要な官公署があつて、總社町、金古町、堤ケ岡村、中川村、元總社村の中央に位し、此處に局が設置されるならば、その享便區域は約千百戸に及ぶ、ついては該村大字元總社に郵便局を設置されたいというのである。  次に日程第五五、本請願の要旨は、山形縣西置賜郡津川村は面積十一萬里にわたる廣大な村で、郵便物の集配事務取扱いは羽前津川郵便局のみで、村役場所在地市野々部落まで八キロメートルもあり、村の大半を占める西部地方までは二十キロメートルもあり、郵便物の遅配はなはだしく、地方民の文化の向上、經濟の發達に多大の支障を來している、ついては市野々郵便局に集配事務を開始されたいというのである。  本請願二件に對しまして政府側の意見聽取いたします。

椎熊三郎民主党逓信政務次官

○椎熊政府委員 前橋に隣設しておりますこの地に郵便局を建設するという請願は、本省等にも直接に陳情等がありまして、先般私が前橋市その他附近に視察に参りまして、地元の方々からもいろいろ事情を聽いて、土地の事情等も調査してまいりました。なるほど享便戸數は千百十一戸でございます。標準といたしましては四百戸以上の所には置くことができる。そういう關係で享便度は非常に高いことが認められますけれども、しかしすでに未集配局が元總社という所にあるものですから、その距離が實は標準には達しておらないのです。元總社と今建てようとしておるところの距離は、何しろわずかに一・六キロよりないのでございまして、標準は二キロに達しなければならないということになつております。こういう所にも郵便局をつくりたいというのは當然でございますけれども、かような箇所は全國的には非常に多うございまして、他のつり合い上から見て、當分ここまで手が伸びないような状況にあると思われるのであります。まことに殘念ですけれども、今のところ急速の實現は困難かと思われます。  次は山縣の方ですが、市野々局に未集配事務を開始するということは、郵便局の速達上には、われわれの研究といたしましては、さしたる効果がないと思われるのです。かつこれが實施のためには外勤員を二名程度増員しなければならないということになりまして、國家の經濟上からもあまり適當でないと思います。津川村を二分することになりまして、郵便物の區分上にも難點があるので、さしむき事務的に實現することは困難かと思われます。なお冬期間の積雪のために交通杜絶するような場合には、郵便物をもつた津川村の外勤員を汽車に便乘せしむる等の方法によつて、できる限りの努力をするように考究しておるのでございます。今ただちにここに請願の趣旨に副うような施設をするということはちよつと困難かと思われます。

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 本件に對して何か質疑はありませんか。——では次に移ります。     —————————————

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 なお陳情書が昨四日本委員會に送付されました。日程に追加いたして審査いたします。電信電話の復興に關する陳情、陳情者、九州各縣會正副議長會幹事、福岡縣議會議長稻員稔、九州における電信電話等通信網の機能は、戰時中の特別改修、戰災、さらに風水害の損害により極度に低下し、長距離はもちろん近接地間においても事故による通信不能しばしばにして、産業、經濟上重大なる障害の因をなしておるについては、速やかにこれが復舊をはかられたいというのであります。これは了承しておきたいと思います。異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 ではさように決します。     —————————————

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 これより請願の採決に入りますが、便宜上各請願は種類別にして採決いたします。まず第一に便郵局設置の請願すなわち日程第一、北高根澤村大字上高根澤に郵便局設置の請願、文書表番號第七號。日程第一三、高山町大字後田に無集配特定郵便局設置の請願、文書表番號第二二二號。日程第一四、高山町宮下及び富山に無集配特定郵便局設置の請願、文書表番號第二二三號。日程第一九、鎭玉村役場附近に無集配郵便局設置の請願、文書表番號第三七五號。日程第三〇、西志布志村伊崎田に郵便局設置の請願、文書表番號第八〇八號。日程第三二、大寺村大寺に無集配郵便局設置の請願、文書表番號第八一九號。日程第三四、下野村に郵便局設置の請願、文書表番號第八六九號。日程第三六、西郷村に郵便局設置の請願、文書表番號第九三五號。日程第四〇、會津高田驛に郵便局設置の請願、文書表番號第一〇三四號。日程第四五、宮本村大字横川に郵便局設置の請願、文書表番號第一一一〇號。日程第四七、豊田村に無集配郵便局設置の請願、文書表番號第一一六七號。以上を一括議題として採決に入ります。以上の各請願は採擇し内閣へ送付することに決定して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 では内閣に送付することに決定いたしました。  次に第二に電信電話關係及び郵便局移轉の各請願、すなわち日程第二、手根境郵便局に電信電話事務開始の請願、文書表番號第三〇號。次は日程第一六、鳩ケ谷電話加入區域を川口電話加入區域に併合の請願。文書文書表番號第三四三號。次は日程第一七、桐生市に自動式電話復活の請願、文書表番號第三四九號。次は日程第二七、今町郵便局に電話架設の請願、文書表番號第六七八號。次は日程第三一、鶉郵便局を大丁岱に移轉の請願、文書表番號第八一二號。次は日程第三三、柳澤郵便局に電信電話事務開始の請願。文書表番號第八六三號。次は日程第三五、窪川局、大正局間直通電話架設の請願、文書表番號第八九三號。次は日程第三九、歌垣郵便局に電信電話事務開始の請願。文書表番號第九九七號。次は日程第四二、佐野郵便丁電話局舎新築並びに交換方式改善の請願、文書表番號第一〇三九號。以上の各請願は、採擇し、内閣へ送付することに決定して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 では以上の各請願は採擇し、内閣に送付に決しました。  次に離島關係の各請願、すなわち日程第六、屋久島に無線電信電話局設置の請願、文書表番號第一四四號。日程第二〇、鹿児島縣下硫黄島に無線電信電話局復活の請願、文書表番號第四六四號。日程第二二、十島村、黒島及び竹島に特定郵便局設置の請願、文書表番號第四九三號。以上の三件の各請願は採擇し、内閣に送付することに決定して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 では採擇し内閣に送付するに決しました。  第四に、日程第二一、三尾郵便局で外國からの小包特殊取扱の請願、文書表番號第四八五號、本請願につきましては、目的が實現しておりますので、會議に付するを要せずと決するに御異ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 ではさよう決しました。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 議事進行について。特定局存廢の問題については、採擇の前にちよつと意見を申し立てたいと思います。そのときになつたら御注意願いたいと思います。

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 次に特定局制度の存續の請願を議題に供しますが、ただいまの林委員の發言は何ですか。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 議事進行です。この特定局制度の存置廢止の問題については、通信委員の各位も御存じの通りに、實は特定局を…。(「議事進行じやない」と呼ぶ者あり)理由を言つているのだ。實は特連と從業員との間に鋭い利害の對立があるわけです。(發言する者あり)採決を延ばせということを言つておるのだ。最後まで言うことを聽け。議員の發言に對して何だ。     〔發言する者多し〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 私語を禁じます。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 そうしたわけで、鋭い利害の對立があるわけですから、できるならこの際國會において(「もう濟んでいる」と呼びその他發言する者あり)黙つておれ。そんなことを言う權限がどこにあるのか。採決をこの際少し延ばしてもらいたいということを言うのだ。しかしその理由を言わなければいけないではないか。言うことだけ言わせたらいいじやないか。     〔發言する者多し〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 靜粛に。

林百郎日本共産党

○林(百)委員 採決をこの際留保していただきたい。これはいたずらに逓信從業員側に刺激を與えることになる。この問題は重要な問題です。なおわれわれ十分研究し、できるならば公聽會を開き、兩方から十分資料をとつてから採決してもらいたい。これで採決して特定局制度を存置するということになれば、全逓從業員が今まで長い間官側と交渉してきたことを、國會で無視することになる。そういうことは從業員をいたずらに刺激することになりますし、將來の逓信事業の運營について、大きな阻害になるという危險を私は感じておるわけです。だからできるならばこの際採決することを延ばしていただきたいということを希望しておきます。

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 ではお諮りいたします。特定郵便局制度存續の採決にあたりまして、林委員から留保の意見が出ておりますが、これに對して、いかが取扱いますか。     〔「問題でない」「採決々々」と呼ぶ者あり〕

林百郎日本共産党

○林(百)委員 一應動議として檢討していただきたいと思う。われわれはむりにに議事を遅らすつもりは何もない。ただ皆さんにわかつていただける點はわかつていただきたい。むりに妨害するとか、私の方から横車を押すわけではない。できるならば皆さんに理解していただきたいということだけなのです。     〔發言する者多し〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 私語を禁じます。林君の議事進行に關する御發言、これを動議と認めまして、この動議を採決いたします。林君の留保の動議に御贊成の諸君は起立を願います。     〔贊成者起立〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 起立少數。

片島港日本社会党

○片島委員 動議として私も一つもつておるのですが、それは述べられぬですか。

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 採決をするに決しましたから、これから採決に入ります。  日程二三、特定郵便局制度存續の請願外五件、文書表番號五一七號。日程二五、特定郵便局制度存續の請願外十一件、文書表番號六一七號。日程二六、特定郵便局制度存續外二件、文書表番號六二五號。日程三八、特定郵便局制度存續の請願、文書表番號九九一號。日程第四一、特定郵便局制度存續の請願外二件、文書表番號第一〇三六號。日程第四四、特定郵便局制度存續の請願、文書表番號第一一〇一號。以上一括議題として採決に入ります。特定局制度存續に對し、採擇して内閣に送付するに贊成の諸君の起立を願います。     〔贊成者起立〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 起立多數、よつて採擇し、内閣送付に決しました。  次に特定局制度撤廢の請願、すなわち日程第一八、特定郵便局制度撤廢の請願、文書番號第三五八號について採決をいたします。本請願を採擇し、内閣送付に贊成の諸君の御起立を願います。     〔贊成者起立〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 起立少數、よつて不採擇に決しました。  次に日程第七、郵便年金支給額増額の請願、文書表番號第一六一號、本請願は不採擇とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡田勢一国民協同党

○岡田委員長 ではその通り決しました。  その他の請願はこれを延期いたします。  本日はこれをもつて散會いたします。     午後二時四十二分散會

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