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1回国会衆議院1947/10/15

財政及び金融委員会 第29号

発言数
13
登壇者
3
会派数
3
開催日
1947/10/15

会議録

北村徳太郎民主党

○北村委員長 會議を開きます。  政府職員に對する一時手當の支給に關する法律案、本案につきましては質疑は全部終了いたしました。これより本案を議題といたしまして討論採決に入りたいと思います。

苫米地英俊日本自由党

○苫米地(英)委員 政府當局におかれましても、非常な苦心をせられてこの提案にまで及んだことは十分了承いたしておるところであります。しかしながら今までいろいろ討論し、研究をいたしたところによりますと、まだ何となくあのままでいいというような氣持にまで達しません。それからさらに勞組の方におきましても、今度の臨時給與と將來の給與の法案等について絡み合つて、はつきりいたさないところもあるように感ぜられるのであります。さらに地方を見ますと、數箇月も給料がもらえないでおるというようなところも現實にあるのであります。これらの事情に鑑みまして政府原案に附帶決議を添えて通過させたらばいかがかと存ずる次第であります。ただいまその附帶決議を朗讀いたしますから、その文言等につきましては御修正の上、討論を廢しまして御決定にならんことを希望いたします。

北村徳太郎民主党

○北村委員長 今苫米地君のお言葉の中に討論を用いずということがありますが、よろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北村徳太郎民主党

○北村委員長 御異議ないようでありますからさよういたします。  それでは附帶決議を御提案願います。

苫米地英俊日本自由党

○苫米地(英)委員 それでは附帶決議を朗讀いたします。    附帶決議 一、地域別支給率の輕差のはなはだしき點に鑑み、官公職員待遇改善委員會準備委員會等と協議の上、適切な措置を講ずべきこと。 二、國家公務員給與法案の起草に際しては、給與體係の整備及び確立を期し地域差については適切な考慮をなすこと。 三、地方財政の窮迫化に鑑み、地方財政費の支出を敏速、確實に實行し、地方職員の給與の支給に支障なきよう政府において萬般の措置を講ずること。 以上三點であります。

北村徳太郎民主党

○北村委員長 まずお諮りいたします。本案そのものについて賛成の諸君の御起立を願います。     〔總員起立〕

北村徳太郎民主党

○北村委員長 起立總員。本案は原案を可決いたしました。  次いでただいまの附帶決議案について賛成の諸君の御起立を願います。     〔總員起立〕

北村徳太郎民主党

○北村委員長 起立總員。よつて本案の附帶決議は決定いたしました。  なおお諮りいたしますが、本案の委員長報告に關しましては委員長に例によつてお任せを願いたいと思います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北村徳太郎民主党

○北村委員長 御異議がないようでありますからさように決定いたします。     —————————————

北村徳太郎民主党

○北村委員長 ただいま復興金融金庫から理事者の方がお見えになつておるのでありますが、續いてその方に移りたいと考えます。

川合彰武日本社会党

○川合委員 復興金融金庫の方が今お見えになつて、これから懇談をするような取計らいになつたわけでありますが、復興金融金庫の活動状況に關しまして、當委員會から大藏省を通じていろいろな資料を要求したのであります。この資料の中には借入先の機密と申しますか一般に發表できないようないろいろな事情があつたのにかかわらず、大藏省竝びに復興金融金庫では快く提出してくれてわれわれ審議上非常な參考資料として審議を進るめことができるわけでありますが、不幸にしてこの委員會以外に發表しないという口約のもとにもらつた資料が、二、三の新聞に掲載されたやに聞いております。これがはたして當委員會の委員の方から出たかどうかということの出所はよくわからないのでありますが、いずれにせよこの資料は復興金融金庫、大藏省、當委員會の委員以外には配布されていないはずであります。私は當委員會の委員から漏れたとは申しませんが、當委員會の權威というような見地からして、私ども委員としてはお互いに自省して、かかる條件のもとに配布された資料が外部に漏洩するというようなことに關しては、細心の注意を拂うことを誓いたいと同時に、委員長においてもこの旨をあらためて委員の方方に要請せられんことを希望したいのであります。そうでありませんと今後私どもも大藏省あるいはまた關係先に對して、いろいろな資料の要求ということも、おのずからできない羽目に陷ることをおそれる。同時に委員會の權威にも關しますので、このことを各委員ともに自省することと、委員長からもこの問題に關して各委員にそのような要請をこの機會にされんことを希望いたします。

北村徳太郎民主党

○北村委員長 ただいまの川合君の御發言はきわめてごもつともであり、また事柄は重大であると思うのであります。申すまでもなくこれは金融機關の一つの道徳責任としても、債務者の氏名が新聞等に公表せられることは、いろいろ大きな支障をもつものでございまして、從つて大藏當局竝びに復興金融金庫當局からも、本件に關して特に取扱いの愼重ならんことの御希望がございました。申すまでもなく私ども委員としてはその點について十分に注意をしたはずでありましたけれども、殘念ながら新聞にこれが出た、これはお話があつたように委員から漏れたと即斷するものでは決してございませんけれども、今後の取扱いにつきましては、私どもまた十分愼重にいたしたいと思います。從つてまた當局の調査については、ざつくばらんにお話を聽くことができるようにいたしたいと考えるのであります。ただいまの川合君の御發言は委員長もきわめて同感でございまして、今後この方面の處理につきましては、一層愼重を期したいと思つております。  それからなお、ただいまの御發言に多少關連するのでありますが、これはやはり重大な債權債務の内容に關しての、あるいは突つこんだお話を双方でしなければならぬかと思いますから、復興金融金庫の調査に關する事項は懇談會の形式をとりたい。速記を用いず、ごくざつくばらんなところで十分檢討を遂げた方がよいのじやないか。委員の各位において御異議がなければさようにいたしたいと思いますが、いかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北村徳太郎民主党

○北村委員長 御異議がないようでありますから、それではこれから速記を廢し、復興金融金庫當局と大藏省からも見えておりますから、十分懇談會の形式でわれわれの任務を進めていきたいと思います。  委員會はこれで散會いたします。    午前十時五十五分散會

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