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1回国会衆議院1947/11/23

鉱工業委員会 第36号

発言数
12
登壇者
5
会派数
2
開催日
1947/11/23

会議録

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤委員長 これより會議を開きます。  去る二十一日松本委員より臨時石炭鑛業管理法案に對する日本社會黨、民主黨、國民協同黨の三派共同提案が、委員長のもとに出されました。これについて御報告を申し上げておきます。なお院議によりまして、明日の午前中に委員會の審査を終り、同日午後一時本會議に報告することに決定いたしましたことは、御承知の通りであります。この際大矢省三君から、議事進行について發言を求められておりますので、これを許します。

大矢省三日本社会党

○大矢委員 私は議事進行について發言を求めたのであります。昨二十一日の新聞、あるいは聞くところによりますと、またきのうの本會議で、委員長の報告の中にもありましたが、委員長伊藤卯四郎氏の不信任案を決議した。そこでなおその他のいろいろな決議もされたということでありますが、これに對して、これは合法的である。あるいはまた一方においては非合法であるということについて、未だ新聞紙上によりますと、意見が一致していないようであります。特に昨日本會議で質問するにあたつて、その以前に委員長が招集し、私ども集まりましたけれども、不信任をしたところの委員長のもとには集まらないと言つて、他の委員は集まらなかつたのであります。その問題をそのままにしておいて、この委員會を進めるということはいけない。委員長の不信任の問題の理由なりあるいは經過を聽き、さらにこれが合法的なものであるかないかということは、これは議長の決定をまつのでありまして、私どもは一應そういう決定を見て、またそれを決議した人から見て、それを取消されるとか、あるいは非合法であつたということを認めるということにしなければ、私はこれは非常に惡例になると思う。特に今度の新國會におきましては、從來と違いまして、委員長は委員會で選んだところの舊委員會制度と違いまして、院議をもつて本會議において、議長が指名された委員長であります。しかるに簡單に委員長の不信任を唱えて、そのもとでは審議をしない。招集しても集まつてこないというような慣例が開かれるならば、私は今後の委員會の運營にとつて、まことに重大だと思う。そこで私はこの採決の結果というものは、議長の決定が最高の決定であると思いますから、私はまずこの委員會を進めるにおいては、その委員長に對する不信任が合法的であるか、有効であるか、さらにこれに對する議長の確固たる判斷を求めなければ、私はこういう惡例をそのままにして、議事を進めることは、將來の委員會に非常な惡例となるから、これをこの際明瞭にしてもらいたい。殊にその決議した方々が來ておるのでありますから、この際それをはつきりしておいてもらいたい。そういうことを私は特に願いしたいと思います。

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤委員長 ただいま大矢委員より委員長に質疑されたことは、今後の常任委員會運營にきわめて重大な關係があると委員長も思いますので、この際青柳委員からか、どなたからか、ただいまの大矢委員の質疑に對して、趣旨の辯明をしていただければ、たいへん好都合だと思います。

菊川忠雄日本社会党

○菊川委員 議事進行について…。大矢君のただいまの質問は、本鑛工業委員會の權威にとつても、きわめても重大な問題であります。第一囘國會において、初めて運營された常任委員會制度なるものが、いかなる缺陥をもち、いかなる効果をあげるということについて、これは國會をあげての重大な問題だと、私は考えるのであります。でありますから、まず委員長自身が御存じの範圍、あるいは委員長の關係される範圍において、この問題についての委員長の御報告をお願いいたしたいと思います。その後に關係者の必要なる趣旨辯明を求める必要があれば、われわれはお伺いいたしたいと思います。

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤委員長 ただいま菊川君からお尋ねになりました件につきまして、きわめて重要な點だけを御報告申したいと思つております。  二十日に、二十一日午前十時より本鑛工業委員會を開くことを、公報をもつて各委員諸君にお知らせをいたしておいたのでありました。ところがその夕方、十五名の委員各位の連署をもつて、委員長不信任を意味する聲明書が發表されておりました。そこで聞くところによれば、その夕方同じく委員長不信任に關する件で、委員會を開けという要求を、委員部の方にされたということを聞いておるのであります。これはしかし正式に委員長が聽いたことではありませんで、また聞きの程度であります。そこで二十一日の午前十時開會の招集をいたしておりましたので、私も委員室にまいりまして理事會を開きましたところ、理事七名がお集まりになつておられて、委員長として申出ましたことは、議事の整理上、また委員會の秩序を保持するという諸般の事情等の上に立ちまして、午前中會議を開くことは不可能であるということを感じましたので、午前中の會議は開かず、午後から開くことに延期するということを提唱したのであります。そのとき四人の理事は、委員長の申出に賛成でありましたが、あとの三人の理事は反對であつたのであります。そこで理事會の意見を一つにまとめることができませんでしたので、委員長の判斷におきまして、集まられておつた全委員各位に、委員長の意思をお傳えしまして、委員長及び四名の理事は退席をされたのでありました。その後お殘りになつた委員各位によつて、臨時委員長代理を選任されて委員會を開き、委員長不信任の決議をされたということを、これも正式ではありませんが、さようなことを承つておるのであります。そこで私はそういうやり方は、これは委員長の權能を壟斷したところの、まさに違法行為であるということを感じておるのであります。そういう點から、私はさようなやり方は、はなはだ惡例を殘す事である。よつてその旨を議長にも報告をいたしておきまして、議長はかような惡例に対しては、十分處置の考え方をしてもらいたいということを申出てあるというような事情であります。大體以上のような大要であることを、菊川君に御報告しておきます。

菊川忠雄日本社会党

○菊川委員 今の委員長の報告によれば、正式の理事會が開かれたのは、二十一日の午前中が最後であります。しかもその理事會において、午後に會議を延期するということを、委員長の判斷において通告されたのである。そうであるとすれば、その後に開かれた會合はいかなる性質の會合と解釋してよいか。ただ委員長は非合法的な行為であるということでありますが、しかし當時この状況を私もちよつとのぞいてみました。またその他の報告によりますと、あるいは委員部に連絡をして委員の出席を求めておる。あるいはまた速記者を立會わせておつた。かような方法でもつて行われておつたようであります。そういうふうな事實があるといたしますれば、非合的な行為である。しかもそれに委員部あるいは速記者が立會つてやつている、こういうことをそのまま鑛工業委員の相當數の人人がおやりになる、私はここに問題があろうかと思うのであります。でありますから、こういう行為をおやりになつたところの諸君は、これが合法的な行為として、第一囘國會のこの常任委員會の運用において、今後も、これはいかなる人々がやつても當然認め得るところの行為であるのかどうなのか。それともこれは何かの間違いであつて、そのためにいろいろとそういう迷惑をかけたことについては、何らかの趣旨辯明があるのであるかどうか、私はこの點がまず第一に、お互いこの鑛工業委員會における同僚として、ともどもに明瞭にしなければならない責任があろうかと思うのであります。從つて議長において、またこの第一囘國會の建前上、いかなる表明をされるかということは、第二の別個の問題でありますから、この委員會においてさような方々の趣旨辯明をお願いたしたいと思います。

今村長太郎日本自由党

○今村(長)委員 委員會を開いたことにつきまして、いろいろ論難されておりますが、これは衆議院規則の六十七條を適用いたしまして開いたのであります。それは委員長が兩三日にわたつてゆえなくして委員會を開かなかつた。それによつて三分の一以上の署名によつて、われわれは合法的行為として開いたのであります。これが違法であるか、それは議長においてこれを判斷するであろうと、さように私は考えておるのであります。

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤委員長 ただいまの今村君の解釋の問題でありますが、私は今村委員の解釋は、委員長として認めることはできません。委員長といたしましては、會議を、午前中は議事を整理し秩序を保持するために開き得ないことと判斷したのでありますから、午後から開くということをはつきり宣言をいたしておるのであります。たとえば十五名の委員の各位から要求があつたといたしましても、いつ開くかということは議事の整理、秩序保持の見地から、委員長これを判斷すべきものでありますから、今村委員の解釋は、委員長これを認めることはできないことをはつきりいたしております。

今村長太郎日本自由党

○今村(長)委員 ただいま委員長が私のこの六十七條の適用は認めないというお説でありますが、これは何かあなたがお間違いになつているのではないかと思います。その理由とするところは、あなたが登院されておつて、いかなる理由によつて委員會を開會されなかつたか、連續的に三日も開かれなかつたこの點を私は言つておるのであります。われわれが開いた當日を指さすものではないのであります。それ以前の三日間にわたつて流會に流會をしたということについて、私は申し上げているのであります。

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤委員長 三日間開かれなかつたこと、委員長の責任ではありません。それは今村君もすでに苦勞人であつて、それぞれ事情もおわかりになつておることでありまして、委員長一個でいかんともすることのできない諸般の事情にあつたこと、さらに二十二日の問題等につきましては、委員長事故はあの日はなかつたのであります。委員長は午前中さようにはつきり午後から開くということを宣言をしたのでありますから、委員長は事故はありません。

有田二郎日本自由党

○有田委員 昨日の午後二時に議長室に私ども参りまして、事務總長もお呼びいたしまして、いろいろ話合いました結果、この問題は議長の裁量により決する問題でありまして、事務總長もこの問題はまだどちらとも決していない。さようなことも事務總長も申しておられますし、そうしてこのことは議長に善處方を一任して私どもは引上げてまいつたのであります。しかも昨日の本會議におきまして、院議をもつて明日の十二時までに上げるようにということが決定いたしました以上、この問題は一應議長にその善處をお願いしてあるのであります。院議を尊びまして、明日の十二時までにこの鑛工業委員會としての、第一囘國會の委員會としての立場をはつきりいたしたい、かように考えますので、審議を續けられんことを希望するのであります。

伊藤卯四郎日本社会党

○伊藤委員長 有田委員にちよつとお伺いをいたしますが、委員長不信任の決議をされたことを正當なりとお考えになつて、その處置を議長に一任されるということになりますと、本委員長としてこの議事を進めることに、はなはだ遺憾を感ずるのであります。過半數の委員諸君が不信任をもつてやられるということになりますと、本委員長をしては議事進行上重大でありますから、明らかに徹囘されるということを宣言をしていただきたいと思います。その宣言をしていただくまでは、委員長は會議を開くことはできません。きまるまで暫時休憩をします。     午後四時二十八分休憩      ————◇—————     〔休憩後は開會に至らなかつた〕

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